未認定患者の救済をめざし、水俣病被害者・弁護団全国連絡会議(全国連)がチッソと国、熊本県を相手に各地で争っている訴訟は1996年5月22日、福岡高裁と福岡地裁でチッソとの和解が成立し、国と県へ訴えも取り下げられた。この日のうちに大阪高裁と熊本、京都の両地裁で、23日には東京高裁と東京地裁でも和解・取り下げが行われ、全国連による争いは提訴から16年ぶりに終結する。
◆いま◆
この和解でも、患者認定や国の責任などに相違があったが、2009年成立の「水俣病特措法」の対象地域・年代による線引きの妥当性などを巡り、現在も被害者が各地で裁判を起こし、法廷闘争を続けている。