映倫、ヘア描写を一転「OK」
仏独伊合作映画『愛のめぐりあい』のヘア描写をぼかすよう求めた映倫管理委員会に対し、配給元のフランス映画社が再審査を請求していた問題で、映倫の再審査委員会は1996年7月12日、同社の主張を受け入れ、無修正での公開を認めた。映倫の修正要求が覆ったのは初めて。再審査委員会は清水英夫・映倫管理委員長、作家の井出孫六さんら5人で、4回の討議を重ね、決定は全員一致だった。共同監督のビム・ベンダース氏は「勇気ある決定に感謝する」と述べた。
◆いま◆
ヘア描写は、1991年に出版された篠山紀信氏撮影の写真集で数点に陰毛が写っていたのに警察が口頭警告にとどめ、事実上の解禁となった。映倫は「最後の防波堤」だったが、1992年4月、規定の「描写しない」に「原則として」を加え、柔軟姿勢を示していた。
