30年前の日本と世界

タヒチの核実験反対集会に日本の閣僚も参加

 フランスの核実験再開を目前に控え、仏領ポリネシアの中心地であるタヒチ島で、1995年9月3日、核実験阻止をめざす大集会が開かれた。主宰した独立派政党「ポリネシア解放戦線」によると、地元住民のほかに海外14カ国の代表ら計約3000人が参加し、最大の盛り上がりを見せた。午後の集会では「ムルロア環礁での核実験を強く求める議員の会・タヒチ派遣団 の団長である武村正義・大蔵大臣があいさつに立ち、中国の核実験も批判した。
◆いま◆
 2009年の国連総会で、8月29日を「核実験に反対する国際デー」と制定され、毎年、行事が行われている。しかし、注目されることは少ない。現職の閣僚や大勢の国会議員らが海外の反対集会に参加することは、タヒチ後は報道されていない。

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