日本アミューズメントマシン工業協会が1995年8月20日、ゲーム業界に関する初の実態調査をまとめた。これによると、ゲーム業界の1993年度の売上高は機器とソフト合わせて1兆6300億円に達し、テレビやステレオなどの映像・音響(AV)機器の国内出荷額と、ほぼ同じ規模に拡大した。同協会は「ゲーム市場は、マルチメディア時代の柱のひとつとして着実に広がっていく」と語った。
◆いま◆
2023年度のAV機器市場は1兆1232億円で、4年連続の減少。ネット配信が逆風になった。一方のゲーム市場は2兆1253億円となり、AVの2倍近くに成長した。任天堂やソニーなどのゲーム機が世界に広がり、ゲームソフトも伸びた。