金と銀の一口メモ

(4)日本への金密輸で大儲けできる理由

 今年1月、東京の上野で、現金4億円入りのスーツケースを運んでいた男たちが襲われ、現金を奪われました。似たような現金の強奪事件は、羽田空港や香港でも起きました。いったい何のために巨額の現金を運んだのか。被害者の一人は「香港で金塊を買うためだった」と供述しました。香港では金塊に消費税はかかりません。日本では消費税が加算されるので、日本で売れば10%の利ザヤを稼ぐことができます。しかし、大量の金塊を日本へ運ぶには、税関にバレないように密輸出するしか方法がありません。上野などで起きた現金強奪事件は、金塊の密輸が今も盛んに行われていることを示しているのです。


 10%の利ザヤでも、大量に密輸すれば大儲けできます。3年前、香港で摘発された事件では、14gの金塊が機械部品に偽装され、日本へ密輸出される寸前でした。金は当時の価格で18億4000万円。密輸組織は10%の1億8400万円の利益をもくろんでいたわけです。下の写真は部品に見せかけた金です。彼らはここまで入念に偽装しました。税関職員の機転で、たまたま発覚しましたが、それまでにどれほどの金塊密輸が闇に埋もれたのか、分かりません。

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