前回、金の価値(購買力)は2500年間、変わっていないと書きました。となると「金が上がった」はおかしな言い方です。正確には「金で測ったドルの価値が下がった」と言うべきでしょう。
これは、ドルに限ったことではありません。法で使用を定められた世界の貨幣(法定通貨)のすべてに当てはまります。下のグラフを見てください。
ニクソン米大統領がドルと金の兌換を停止した1971年から2020年までの各国通貨の下落率を示しています。ドルは98%下落しました。円は93%下落です。
この5年間で金価格は猛烈に上がったので、現在の下落率(価値の喪失率)はもっとすさまじい数字になります。