30年前の日本と世界

自動車大手、米部品の購入目標を達成

自動車の大手5社は1995年7月13日、94年度の米国製部品の購入額を公表した。貿易摩擦をめぐる日米経済協議で米国製部品の購入を増やすことなどが決まったが、トヨタ、日産、三菱は目標額を上回った。本田とマツダは達成できなかったが、日本自動車工業会は、11社の全体でみると190億ドルの目標に達したと見ている。部品輸入は低迷したが、海外での生産が拡大した結果、現地での調達が延びて、目標額に達した。
◆いま◆
ことし4月、米トランプ政権は各国に「相互関税」を導入すると発表し、日本に対しても計25%の関税が予告されている。自動車大手7社で年間約7兆円の利益が吹き飛ぶ恐れがあり、石破首相は「なめられてたまるか」と意気込むものの、政府間交渉の進展は遅い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です