経団連、献金あっせんを再開
経団連(豊田章一郎会長)は1995年11月16日、自民党が1993年の総選挙前に都市銀行8行から融資を受けた計100億円の返済資金として、同額の献金をする方針を自民党幹部に伝え、業界団体に献金を要請した。経団連は94年に企業献金のあっせんを廃止したが、「今回は特例措置」としている。だが、各党が資金集めに奔走する中での要請であり、事実上の企業献金あっせんの復活と言える。
◆いま◆
自民党総裁選で高市早苗氏が当選した後、公明党の斉藤鉄夫代表は高市氏に対し、献金を受け取れる政治団体を①党本部、②都道府県連、③国会議員が代表を務める政党支部に限るよう求めたが、同意を得られず、26年にわたる自公連立を離脱した。
