池田大作氏の国会招致を拒否
創価学会の秋谷栄之助会長は1995年12月4日、参院宗教法人特別委員会の参考人質疑で、政治に関与する際の前提として、①国家権力を使って布教しない、②国家から特別の保護や特権を求めない、などの原則を明確にしていると強調した。自民党は、創価学会の池田大作会長が参院選の際に述べた発言に問題があるとして、池田氏の参考人招致を求めたが、秋谷氏は「発言の趣旨は本人に確かめたので、本人にただす必要はない」と拒否した。
◆いま◆
創価学会を支持母体とする公明党は1964年に結党したが、政治と宗教をめぐって波紋を広げ、池田大作会長を国会に証人喚問しようとする動きが何度もあった。公明党が1999年に自民党と連立を組んだ背景に、池田氏の国会喚問を避ける狙いもあったと言われている。池田氏は2023年に死去。公明党は今年、自民党との連立を離脱した。
