30年前の日本と世界

ソウルでデパート崩壊、多数が生き埋め

1995年6月29日午後6時過ぎ、韓国ソウル市の三豊百貨店で、突然、建物の半分が崩壊した。地上5階、地下4階で、2棟から成り、地下1階のスーパーでは多くの買い物客が閉じ込められた模様。30日午前1時現在、死者27人、負傷者690人にのぼっている。ほかにも約100人が生き埋めになっている恐れがある。警察当局は建物に構造的な欠陥があったのではないかとみて原因を調べている。
◆いま◆
 最終的に死者502人、行方不明者6人、負傷者937人にのぼり、建物崩落事故としては当時、世界最多の被害者となった。建物は雑居ビルとして設計され、三豊側が途中で百貨店に変更したのに対し、建設会社は危険だからと契約を破棄して工事から手を引いていた。

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