イスラエルとパレスチナが自治拡大で調印
パレスチナ自治拡大協定の調印式が1995年9月28日、ワシントンで行われた。調印式はホワイトハウスで開かれ、クリントン米大統領が主宰し、イスラエルのラビン首相、パレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長ら両当事者の代表のほか、エジプトやヨルダン首脳、日本の河野洋平外相ら100人以上の各国代表も参加した。この協定で、パレスチナ自治はヨルダン川西岸の広範な地域に拡大され、中東和平がさらに一歩前進することになる。
◆いま◆
昨年10月のハマスによるイスラエル攻撃を機に、イスラエル政府はガザを殲滅するために猛攻撃を加え、ヨルダン川西岸を侵略し、レバノン、シリア、イランも空爆しました。アラファト議長は亡くなり、イスラエルがネタニヤフ政権に代わり、米国もトランプ政権に代わって、戦争の終わりは見えません。